【メルボルン9日AAP】 VIC州政府による太陽光発電パネル設置プログラムで、パネルを取り付けた業者が適正なライセンスを持たないスタッフに配線などの作業をさせていたことが分かった。欠陥は簡単に修正できるものもあるが、多くは深刻な事故につながる可能性があるという。
不正な設置を行っていたのはスペース・ソーラー(Space Solar)で、パネルが設置された住宅には個別に連絡を取り、修理作業を行う見通し。同業者を管理していたコミュニティー・エナジー・グループの総監督は、VIC州エネルギー安全当局から登録を解除された。
VIC州野党のオブライエン党首は「不適切な配線で死に至る可能性もある」と強く批判し、同プログラムを利用しパネルを設置した住宅はすべて、安全性について確認が行われるべきと訴えた。また「信用出来ないプログラムのツケを払うのは、納税者たちだ」として、アンドリュース労働党政権を非難した。