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エジプト拘束の豪人記者に懲役7年

【キャンベラ23日AAP】   テロ活動に関与したとしてエジプトで起訴されたオーストラリア人ジャーナリストに関する裁判が23日、同国の首都カイロで開かれ、懲役7年の判決が言い渡された。

アラブ系報道会社「アルジャジーラ」のジャーナリスト、ピーター・グレステさんと同僚2人は昨年12月、事務所として利用していたカイロのホテルで拘束された。3人の容疑は、過激派イスラム組織「ムスリム同胞団」を支援したというもの。

23日、グレステさんら3人は金網越しに裁判の行方を見守った。判決が下ると全員怒った様子ですぐにその場を離れた。裁判にはグレステさんの兄弟も傍聴した。

オーストラリア政府はグレステさんらが拘束されてから、連邦首相がエジプト大統領に直接電話をかけて有罪判決を回避できるよう呼びかけてきた。ビショップ外相は、エジプトの法的システムの直接批判はしなかったものの、「判決内容はエジプトが推進する民主化を支援するものではない」と強く述べた。

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