【シドニー24日AAP】 NSW州南東部では24日、強風が吹き荒れる天気となり、倒木や停電などの被害が相次いだ。
州救急サービス(SES)によると、24日夕方までにおよそ700件の救援要請が入ったという。「電線が切れて停電になったり、倒木が住宅の上に落ちたり、またはトランポリンまでもが強風にあおられ住宅の上に落下するなどした」とSES。
イラワラ地方とサウスコースト地方では、大荒れの天気となり救援要請の半数以上がこれらの地域からのものだった。またハンターバレー、ブルーマウンテンなどでも強風が吹き荒れた。シドニー空港では一時、最大風速が時速82キロという強風が吹いた。
電力会社「エンデバーエナジー」によると、緊急スタッフらは特にイラワラ・サウスコースト地方に住む1万2000世帯の停電を回復させるべく作業を続けていると述べた。一部では翌25日まで停電の回復の見込みはないという。
気象庁では、24日夜は一時、強風は落ち着くものの、25日はまた強風に見舞われるとの予想を出した。イラワラ地方では、25日未明に最大風速が時速90キロもの強風が吹く可能性があるという。