【シドニー25日AAP】 来月、メルボルンで開催されるエイズ会議に、ビル・クリントン元米国大統領や、芸術家で活動家のボブ・ゲルドフ氏らが参加することがわかった。国内で初めての開催となる同会議には、1万2000人以上が出席する予定。
議長の一人であるシャロン・ルウィン教授は、「これらの指導者を迎えることが、HIVならびにAIDSが、今なお世界における難題であり、政治的にも科学的にも強いリーダーシップを必要としていることを示している」と述べた。
最新の調査によると、2010年終わりの時点で、国内に約2万5,166人のHIV感染患者がいるとみられている。感染患者の数は徐々に増加しており、2010年から11年の1年間の増加率は8.2パーセントだった。一方で、抗レトロウイルス療法により、国内におけるエイズによる死者の数は極めて少なくなっている。