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講演中止のイスラム活動家が発言

【シドニー25日AAP】  シドニー・オペラハウスで、来月開催される「Festival of Dangerous Idea」で、講演が予定されていたイスラム過激派の活動家、オスマン・ベイダー氏が、世論の反発を受けて講演中止決定後、初めて取材に応じた。

今週火曜日、ベイダー氏による「名誉の殺人は道徳的に正当化されている」のタイトルで講演開催が発表された数時間後、オペラハウス側は講演中止を決定。これについてベイダー氏は、「過剰反応だ」「言論の自由はあるが、これは常軌を逸していると言いたいのだろう」と述べた。

さらに「実際には、私はまだ何も発言していない」、「論点は女性に対する暴力ではなく、文化的または政治的な押し付けについてだ」と述べた。婚前・婚外交渉などで、”家族の名誉を汚した”とされる女性が殺害される名誉の殺人だが、講演のタイトルは同氏が決めたのではなく関係者らと相談したとしている。オペラハウス側はこれについて回答していない。

ベイダー氏は、問題となっている、名誉の殺人は正当化されるのかという質問には明言を避けた。いくつかの新聞社がすでに同氏に記事の依頼をしているほか、オペラハウス側も新しい題材での講演が可能か検討中だ。

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