【シドニー27日AAP】 シドニー空港の停電により乗客数千人が足どめをくらい、週末にかけてオーストラリアの国内便は影響を受けるもよう。
停電はシドニー空港ターミナル2で、27日午前8時30分過ぎに起き、同日正午ごろには復旧したが、NSW州のスクールホリデー開始日に重なったため、影響が大きかった。
航空便の出発は28日または29日までずれ込むことから、乗客らはスクールホリデーの予定が狂い、いつ家に帰れるのか、どこに滞在するのかも不確かなままとなった。ラグビーチームのサウスシドニー・ラビット―ズは、28日夜の試合のためQLD州のタウンズビルに向かうところ、空港で立ち往生となった。
この停電により、ヴァージン航空は25便、ジェットスター航空も10便をそれぞれキャンセルした。タイガー航空は6便をキャンセルし、該当する乗客には払い戻しをすると述べた。
航空管制官によると、今回の停電により全土の国内線航空に影響が及ぶという。乗客は、発着情報について航空会社のウェブサイトを確認するよう案内されている。