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ラルフ・ハリス 児童わいせつ有罪決定

【パース1日AAP】   オーストラリアが誇る国際的歌手として知られるラルフ・ハリス(84)が、45年前に児童にわいせつな行為をしたとして公判が開かれていた件に関して、1日、裁判所はハリスの有罪判決を言い渡した。今月4日にも刑務所に収監されるとみられている。

ハリス被告は、1968年から1986年までの間、イギリスで、4人の少女に対して性的わいせつを行ったとして訴えられていた。ハリスは合計12の罪で有罪となった。中には当時の年齢が7歳という被害者もいた。

アボット連邦首相は、「彼は人々から親しまれる歌手であり、わいせつ犯罪などとはかけ離れた人物像を持っていただけに強いショックを受けている」と述べた。

これまで歌手としての功績を称えられ数々の大きな賞を受賞してきたハリスだが、一部では既にハリスへの授賞を撤回する動きがみられている。オーストラリア・レコード産業協会(ARIA)では、ハリスの殿堂入りを撤回。エリザベス女王から授与されたCBE勲章も回収されるものとみられている。

また、ハリスが生まれ育った街でも、画家としても知られるハリスの絵画、ハリスの手形やモニュメントなども撤去する方向にあるとしている。

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