【キャンベラ13日AAP】 オーストラリアと米国は、中国が独占状態をしているレア・アース産業への共同行動計画について話し合いを進めている。
レア・アースとは、生産量のとても少ないレアメタルの一種で、充電式電池や携帯電話、触媒コンバーターなどに使われている。
オーストラリアのマット・キャナバン資源相は、レア・アース産業は、現在中国が独占をしている状態だとし、民間企業が参入することが困難だと述べた。
オーストラリアは35種類のレア・アースのうち14種を保有しており、米国にとっては重要な提携国だと言える。
同資源相は、日本や韓国にもレア・アース産業の問題について言及したと述べ、レア・アースの多様な供給のための世界的な連携の必要性を訴えた。