【シドニー6日AAP】 6日、シドニー市中心で連邦政府の今年度予算案に反対する抗議デモが行われ、政治家や労働組合員など2000人以上が参加した。
「Bust the Budget」(予算案をぶっ飛ばせ)と題されたデモ隊は午後零時すぎ、シドニーのタウンホールを出発。労組の旗や抗議内容が書かれたプラカードなどを掲げた人々が行進した。
グリーンズ(緑の党)のミルン党首はレポーターに対し、「アボット首相は国民の生活をさらに厳しいものにしている。失業者や求職者が辛い目に遭うことになる」と述べた。
予算案には、GP(一般医)の診察代が7ドル課せられるようになることや、失業者への助成金カット、さらには年金受給開始の年齢の引き上げなどが盛り込まれており、国民の不満が募っている。