【メルボルン15日AAP】 メルボルンで15日から2日間に渡って行われているホームレス問題会議で、カナダ・ホームレス問題研究機関(COH)は、無料で食事提供をしたり、毛布を配布したりするオーストラリアのホームレス対策は、一時的な安らぎを与えているだけで問題解決にはなっていないと指摘した。
オーストラリア健康・福祉研究所(AIHW)が発表したところによると、昨年オーストラリア国内では、15歳から24歳の3万2300人以上がホームレスとなり支援を必要としていたという。
COHは、ホームレス状態が長期化しないように、住宅計画を考慮したホームレス問題への対処策を考える必要があると訴えた。
先月には国内全土の各市長らが、連邦政府への借金を免除してもらうことで、公営住宅建設の費用へまわせるように訴えていた。