【キャンベラ8日AAP】 8日、オーストラリアを訪問中の安倍総理大臣は、アボット連邦首相と会談し、貿易やサービスの行き来を自由にする経済連携協定(EPA)に署名した。
オーストラリア商業協議会のウエスタコット会長はこれに関し、最近暗いニュースが多い国内の金融業界にとって、5兆ドルとも言われる日本の金融市場への参入が可能になったことは同業界にとって活性化のきっかけになるとした。
同会長は、「国内の5人に1人は取引業に従事している。今回のような重要な合意がなされた影響は各方面に大きく現れるであろう」とコメントした。金融サービス協議会のブロッグデン会長も、「高齢化が進む日本は世界でも最大の金融市場を持つ国。オーストラリアにとって重要な金融取引国だ」と述べた。