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VIC州 飲酒制限量の変更はなし

【メルボルン10日AAP】  VIC州で、飲酒をして運転する場合の制限数値となる、血中アルコール濃度について、引き下げる旨の警察からの要求が州の二大政党によって退けられた。警察は、血中アルコール濃度が現在の0.05%から0.02%まで引き下げられるべきだとしている。

警察によると、血中アルコール濃度の数値が0.05%以上の人は、交通事故に巻き込まれる可能性が2倍になるという。VIC州警察のマーティン・ブーマン警部は10日、「事故を減らすためには、ある程度の我慢は必要」と述べた。

一方で、VIC州のデニス・ナプサイン首相は、飲酒制限の変更によって飲食業界がダメージを受けることを懸念していると述べた。首相は、「制限数値の変更には、十分な情報収集と科学的根拠が必要だ」としている。ちなみに、2013年度の交通死亡事故者数は過去もっとも少なかった。

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