【ケアンズ10日AAP】 8日夜、ゴールドコーストのパームビーチにオスのザトウクジラが打ち上げられているのが見つかった。重さ20トン、年齢は2歳から5歳ぐらいとみられるクジラの救出作戦は、翌9日には失敗に終わったが、10日の朝、無事に海へ戻すことに成功した。
36時間にわたる救出劇をサポートした、シーワールドの職員、ターシャ・マリガンさんは、クジラが海へ向かって泳ぎだすのを見届けて、ほっと胸をなでおろした。マリガンさんによると、クジラはとても疲労して筋肉疲労も起こしていたが、おそらく大丈夫だろうと述べた。
マリガンさんは、シーワールドで20年間の勤務経験があるが、今回の救出劇はそのなかで最も難しいものだったと振り返った。また、「みんなで力を合わせることができたのが素晴らしかった」と述べた。