【シドニー12日AAP】 有罪判決を受けているオーストラリア人テロリスト、ハーリド・シャロウフ被告は、シリアの戦場に到着後も数か月にわたって障害年金を受給していたとされる。
昨年12月6日、シリアの反政府勢力に参戦するため兄弟のパスポートを使って同国に逃亡した被告は、ほぼ2か月後の少なくとも今年2月まで、2週間で約$766の障害者支援年金を定期的に受給していたと、「ジ・ウィークエンド・オーストラリアン」紙が報道している。納税者が気づかないうちで被告の活動費を供給していた可能性があげられる。
同紙によると、シャロウフ被告が金銭を取り出したかは不明だが、同被告のシリアへの旅程はインドネシア、マレーシア、トルコを経由し、それらの国々で被告の銀行口座に支払われた年金を取り出せすことは可能であった。
シャロウフ被告は2005年、テロリストの陰謀に関連したとされる時計とバッテリーを所持していた罪で、約4年間投獄された。NSW州とVIC州の標的を攻撃する同計画では、18人が有罪判決を受けている。