【キャンベラ14日AAP】 アボット政府が選挙公約にしていた炭素税の廃止について、実業家でかつ政治家でもあるクライブ・パーカー氏は、炭素税の廃止法案可決は与党次第であると述べた。
「パーマー統一党」の党首でもあるパーマー氏は14日、政府関係者と同法案について話し合いを行った。同日午後に開かれる下院議会では、廃止法案可決について議論される。アボット連邦首相は同日中にも下院で廃止法案が可決され、上院でもスピーディに採決されることを願っている。
パーマー統一党は炭素税廃止法案に関して、労働党とグリーンズ(緑の党)を支援し、法案に反対する意向を示している。パーマー議員は、法案可決の可能性について明言は避け、あくまで与党次第であると述べた。
パーマー氏は今月10日、上院事務長を怒鳴りつけたと伝えられている。この件に関して同氏は、「上院の事務には議員による決議・修正案提出を阻止する権利はないと言ったまでだ」と述べ、怒鳴った事実があったのかどうかについては「さあ、どうかな」と答えた。