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性差別問題 情に訴えるのがカギ?

【シドニー16日AAP】  G20に先だってシドニーで開催されているビジネス・リーダーたちによる会議(B20)で、女性機会向上フォーラムが開かれ、性差別委員会の理事、エリザベス・ブロデリック氏が、男性CEOらと会談した。同氏は、「権力を持った男性たちが行動しなければ何も変らない」としたうえで、彼らを動かす一番の方法は、情に訴えることだと明かした。

ブロデリック氏は話のなかで、男性のCEOと話をする際、会社で女性たちが直面している問題について、家族を引き合いに出して考えてもらうようにしていると述べた。たとえば、IBMの前CEOには男女の双子がいたが、「娘さんは息子さんと同じ機会には恵まれない」など、できるだけ自分自身の問題として受け止めてもらうようにするという。

ブロデリック氏はこれまでに、影響力を持つ国内のビジネス・リーダーたちを巻き込んだ「変革のための男性チャンピオンの会(Male Champions of Change group)」を創設している。会員の一人で、世界最大規模の投資銀行、ゴールドマン・サックスの豪CEO、サイモン・ロザリー氏は「変革は、トップから始めるべきだ」と述べた。

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