【キャンベラ17日AAP】 ダットン内務相は、シリアの難民キャンプに拘留されているオーストラリア人女性とその子どもたちについて、キャンプから救出する予定のないことをあらためて示した。トルコ側は難民の身の安全について保証できないとしている。
在オーストラリアのトルコ大使は、トルコがシリア北部のIS捕虜たちを危険にさらすことはないとしているが、クルド人の警備員たちが捕虜を見捨てるようなことがあれば、IS兵士たちを処刑したシリア軍が、攻め寄せる可能性もあると指摘している。
現在、シリアのIS難民キャンプには、オーストラリア人国籍を持つ女性や子供たちが66人拘留している。ダットン内務相は46人の子どもたちの健康や身の安全について聞かれると、「海外の戦闘地域の状況を逐一理解しておくことは難しい」と述べる一方、オーストラリア人の兵士や外交官を危険にさらすことはしないと確認した。