国際

テルストラ 463の職をアジアへ外注

【シドニー23日AAP】  通信最大手テルストラは、アジア地域での業務拡大を視野に入れ、今年9月からアジアのパートナー企業に一部業務の外注を開始することを発表した。具体的には463の職をアジアへ移動させる。同社CEO、デービッド・トーディー氏は、この決定について「慎重に行動していく」と述べた。

トーディーCEOは23日の発表で、同社がワイヤレス技術とソフトウェア開発の分野でアジアにおける主要会社になることを目指していくことを前提に、「国際市場で効率的に競争するためには、該当地域に人材を配置するとともに、市場拡大に合わせて迅速に対応できる能力が必要」と述べた。

発表を受けて、地域公共セクター労働組合の組合長マイケル・タル氏は「従業員らは動揺している」と述べるとともに、外注するのは同社でも順調に利益を上げている分野であり、将来を外部者に委ねるという決定に驚いた」と述べた。一方、トーディーCEOは「影響を受ける従業員については、異動などによって出来るだけ多く救済する」としている。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら