【シドニー23日AAP】 NSW州のベレジクリアン首相が、シドニー・フェリーの新しい船舶13隻を海外から調達する方針であるとの情報が漏えいしたことを受け、同州野党のマッケイ党首が、地場の製造業者との約束を破ったと強く非難していることが分かった。
マッケイ党首によると、フェリー運営業者トランスデブ(TransDev)のフェダ社長が送信した電子メールから、NSW州政府が新たに13隻の船舶を中国とインドネシアから調達する方針であることが分かったという。マッケイ党首は、州内で製造する能力があるとした上で「地場企業にとって強烈な一撃だ」と批判した。
一方、NSW州のコンスタンス運輸相は、海外からの調達は今年2月にすでに発表していたことだとして、「マッケイ党首は、前労働党政府の際に閣僚として中国から鉄道車両を注文していた」述べ、偽善者だと反撃した。