【ブリスベン28日AAP】 オーストラリア犯罪情報委員会(ACIC)が発表した統計によると、コカインの使用量は国内でシドニーが最も多い。
ACICは、国内52か所の排水で薬物の使用量を分析した。人口の55%の1,290万人に相当する。コカイン使用はNSW州が国内で最も多く、特にシドニーで顕著だ。フェンタニルとオキシコドンは減少したが、メタンフェタミン、コカイン、ヘロイン、MDMAは増加している。
ACICのマイケル・フェラン委員長は、「麻酔薬や合成薬を問わず、あらゆる薬物への需要が依然として高い」と述べた。
分析では、地域やサバーブを識別することができない。また、採取されるサンプルは刑務所や病院、事業や家屋、ショッピングセンターからの排水が混ざったものだ。さらに、痛み止め用オピオイドが処方なのか違法使用なのか区別したり、ニコチンもたばこ、電子タバコ、パッチ、ガムによるものか識別ができない。