【キャンベラ4日AAP】 今年は第一次世界大戦の開戦からちょうど100年。この節目の年を迎え、世界各地で記念の式典が催されているが、オーストラリアでも、犠牲となった6万人以上の国民に黙とうを捧げ、連邦首相が平和への誓いを宣言した。
4日、キャンベラの戦争記念館では第一次大戦開戦100周年の記念式典が開催され、アボット連邦首相らが参列。アボット首相は、「何とも無惨な戦争だった。命が無駄に落とされたが、一方で、意味のある死でもあった。彼らの犠牲があって国の安全な将来が確立されるのだ」と述べた。
式典の中では、首相のスピーチの他に国会議員や軍関係者らがリースを手向けるなどした。戦争記念館内の「記憶のホール」には今後4年間で犠牲となった人々の名前が刻まれる。