【キャンベラ5日AAP】 ウクライナで墜落したマレーシア航空機に関して、現地に派遣されたオーストラリア、オランダ、マレーシアの共同捜索隊は、ウクライナ当局から墜落現場へのアクセスが制限されていることで活動が難航していることを発表した。
2週間以上前、ウクライナ東部上空を飛行中に親ロシア派のミサイル攻撃を受けて墜落したマレーシア航空には38人のオーストラリア人を含む298人が搭乗していた。全員が死亡。墜落現場はウクライナ国内でも戦況が激しい場所でもあり、ウクライナ当局は捜索隊の現場へのアクセスを制限している。
オーストラリア連邦警察が参加する3カ国合同の捜索活動はこれまでの3日間で遺体や搭乗者の所有物などを回収した。
オーストラリアの特別使節であるアンガス・ヒューストン氏によると、現場からは爆撃音が非常に近く聞こえるという。墜落現場の戦況は常に監視されていて、捜索隊は活動を終了するまでは現場を離れることはしないと明言した。