【キャンベラ31日AAP】 国内で摂食障害を患っている患者は11月1日から、精神科医による治療や食事療法士とのカウンセリングに、公的医療保険制度のメディケアを利用することが可能となる。現在、国内では10人に1人が摂食障害を患い、このうち70%は治療を受けていないとみられている。
摂食障害の患者は1日以降、精神科医による治療を12か月以内に40回、食事療法士とのカウンセリングでは20回までをメディケアを利用して受けられるようになる。対象となる患者の症状として、拒食症、過食症などが含まれる。
摂食障害の患者をサポートする団体、バタフライ・ファンデーションのバロウCEOは、「適切な治療とサポートで完全治癒も可能だ」と述べ、メディケアの利用が可能となったことを歓迎した。患者は、治療用の食事プランの計画や、症状の観察を含むGPによる定期健診などに、メディケアを利用出来るようになる。