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オンラインいじめ 子供の5人に1人

【シドニー6日AAP】  連邦政府が委託した調査委員会の報告によると、小学校後半から高校前半の子どもたちの5人に1人が、オンライン上のいじめ被害を受けていることがわかった。毎年、10歳から17歳の子どもの20パーセントが被害者となっている。

報告者の一人であるイァン・カッツNSW大学教授によると、オンラインのいじめは過去10年で急増してきたが、テクノロジーの発達がひと段落してきたのにともない、いじめの件数も一定数に落ち着いてきた。だがその一方で、加害者が特定できないことや、画像などが不特定多数の人に見られるなど、被害者が受けるダメージは非常に大きいと同教授は指摘する。

連邦政府はこれまでオンラインのいじめをなくすための方策を提案してきたが、今年4月には、オンラインのいじめを専門とした犯罪対策チームの設置が却下された。また、グーグルやフェイスブックなどの会社は、言論の自由を侵害するものだとして反対の態度を示している。

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