【メルボルン31日AAP】 オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)は、自動車大手マツダが2013年~17年にかけて、運転中に出力を失った車両に対し、顧客による払い戻しや交換の求めに応じなかったとして、同社を提訴したと発表した。
ACCCは、マツダが7台の車両について、購入から2年以内に問題が明らかになったにもかかわらず、返金や交換を行わなかったとしている。7台のうち4台は運転中に減速し、出力を失ったとされるが、マツダは提訴に対し“徹底して弁護する”との姿勢を示している。
オーストラリアの消費者法は、車両の修理が一定期間で行われなかったり、まったく行われなかった場合、消費者は返金または交換を保証される。ただ、マツダはこれまでACCCから受けた警告はいずれも法的義務を越えていたとして、「提訴は遺憾だ」とコメントした。