【メルボルン31日AAP】 VIC州保健当局によると、熱帯や亜熱帯地域でよくみられるブルーリ潰瘍が、アーレイズ・インレット(Aireys Inlet)やジーロング運河(Geelong)に拡大していることが分かった。主に手足に感染し、放置すると壊死状態となる。
保健当局のブレット・サットン氏は、「感染したケースは今のところ少数で、感染のリスクも低い状態を保っている」と話した。現在、感染の有無を調べる検査は無料となっているが、個人の病理学士による診察の場合、料金が発生する可能性もあるとしている。
ブルーリ潰瘍に感染した場合、症状が表れるのは感染から約10週間後だが、一般的には4~5か月後に症状が出る場合もあるという。VIC州では今年だけで、ブルーリ潰瘍に感染した人が240人と、前年同月の299人からは減少している。