【シドニー1日AAP】 NSW州シドニーでは1日、山火事による影響で上空が煙で霞んだ状態となった。同州中北部の沿岸で発生した山火事では、これまでに少なくとも350頭のコアラが死んだとみられ、煙がシドニー南部からボウラル(Bowral)まで及んでいる。
NSW州内では1日現在、66か所でブッシュや草むらで火災が発生しており、このうち44か所はまだ鎮火していない状況となっている。地方火災サービス(RFS)は強風が予想されるなか、中部沿岸地域で火災を制御するバックバーニングを行う計画を明らかにした。
一方、気象局は、火災による煙の影響が2日から3日の午前中まで続くとしているが、その後、西部からにわか雨やまとまった雨が予想され、空気中の煤塵も少なくなっていくとの見方を示している。