【ブリスベン7日AAP】 オーストラリア統計局の発表によると、QLD州の7月の失業率が6.8パーセントとなり、2003年以降最も高い数字となった。全国の失業率は過去12年で最高の6.4パーセントだが、それも上回っている。一方で、州政府は依然として失業率4パーセントを目標としている。
ティム・ニコルス財務相はこの数字は“容認できない”としたうえで、労働および求職中の人の数は多いと述べた。また、先ごろ発表された州の30年構想計画、クイーンズランド・プランの開始などにより、2017年から18年の失業率を4パーセントにすることに自信を見せた。
これに対し、カーティス・ピット影の財務相は、財務省が2017年から18年にかけては依然として失業率を5パーセント以上と予測していることを指摘。4パーセントという目標には「遠く及ばないだろう」と述べ、「キャンベル・ニューマンと彼の経済政策がもたらした結果」として、州首相の責任という考えを明らかにした。