【シドニー1日AAP】 カンタス航空は1日、ボーイング737型機の3機について、「ピックル・フォークス」と呼ばれる、胴体と主翼の接合部に使用される部分に細かい亀裂が見つかったとして、修理を行うと発表した。
米国の連邦航空局は今月初め、飛行回数が3万回以上の飛行機はいずれも点検を行うよう通達していた。カンタスのデービッドCEOは「安全が確認できない機材は決して飛ばさない」と述べ、3機について、今年末までには使用可能になるとの見方を示した。
一方、飛行機エンジニア協会はカンタスに対し、737型機すべてについて、点検が行われるまで使用を見合わせるべきと訴えている。同協会のパービナス書記長は「客の安全よりも利益を優先させている」として、金儲けのためなら100年近くかけて築いた名声を傷つけても構わないと思っていると非難した。