【キャンベラ3日AAP】 スコット・モリソン連邦首相は、タイで開催されている東アジア首脳会議(ASEAN)に出席し、できるだけ多くの国と自由貿易協定を結べるように交渉する意気込みだ。
また、モリソン首相は滞在中にリー・クォーチャン中国首相とも会談する予定だという。この会談は、 豪外務省が北京での人権侵害について批判していることに対して数日前に中国政府が抗議したことを受けている。
自由貿易の最大の貿易相手国となる中国との摩擦が懸念される中、モリソン首相は2国の共通点を認識して友好関係を築いていく意向を示している。
ASEANは日本、中国、インド、韓国、タイ、オーストラリア、ニュージーランドを含む10ヶ国が加盟している。
今回のASEANでは、南シナ海での緊迫状態、北朝鮮の核兵器問題、ミャンマーの難民問題などが話し合われる予定。