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NSW州立図書館で希少硬貨が盗まれる

【シドニー8日AAP】   NSW州立図書館で、最高100万ドル価値の希少なオーストラリア硬貨が白昼盗まれた。

警察によると、6日午後4時前(東部標準時間)、男がマッコーリー・ストリートの図書館に入りガラス製の展示キャビネットに近づく様子が、CCTVカメラに撮影された。図書館の職員は、翌朝まで盗難事件に気付かなかった。硬貨は、2階(地上階のすぐ上)の開封が非常に困難な展示ケースに入っており、警報機が接続され、CCTVカメラが設置されていた。

バーン図書館長は8日、「展示されている希少コレクションの硬貨15枚中、12枚が盗まれた。最も興味深いのは穴開き1ドル硬貨だ。マッコーリー総督時代(1810-1821)に遡り、オーストラリア最初の貨幣の代表的な例だ」と、AAPの取材に対し話した。非常に乱暴な窃盗であり、熟練者による犯行のようだと述べた。

警察は、同日発生した別の盗難事件との関連性を調べている。図書館での盗難事件の1時間半後、シドニーのホテル内の展示キャビネットから総額7万5000ドル相当のダイヤモンドのイヤリングと指輪、金のペンダントが盗まれた。

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