【キャンベラ10日AAP】 アボット連邦首相は11日、オランダのハーグを訪問し、MH17機の墜落現場から犠牲者の遺体を収容する任務に関し、マーク・ルッテ首相に正式に感謝の意を表する。
アボット首相は9日夜、オーストラリア連邦警察の二ーガス本部長、国防省のビンスキン空軍司令官とともにオランダに向け出発した。
同首相はハーグ滞在中、犠牲者の捜索と身元確認に関する最新情報を入手し、オランダの犠牲者の追悼帳に記帳する予定だ。現時点で、オランダの法医学専門家は犠牲者298人中、65人の身元確認をしたが、アボット首相は「悲しく、必要性のある」非常に時間のかかる作業だと話した。
オランダ、オーストラリア、マレーシアの捜索隊は週末、親ロシア派勢力とウクライナ政府軍の闘争が激しさを増す中、捜索を中断しオランダに戻った。
アボット首相はこの後、対テロ作戦やイラク情勢の悪化について英政府当局と会談のため、オランダからロンドンに向かう予定。