一般

教師に娘の裸体画像送付 母の裁判開始 

【シドニー11日AAP】   ダンス・スクールの教師に娘達を見初めてもらうために、娘達のヌードやわいせつな衣装を着た写真などを教師に送っていた母親の公判が始まった。母親は「とても恥ずかしいことをしてしまった。後悔している」と述べた。

シドニー市内西部でダンス・スクールを経営するグラント・デビース被告が教え子に性的暴行をしたとされる捜査から浮き彫りになったこの事件は、母親が、3年にわたり、自身の娘達のヌード写真を撮影したり卑猥(ひわい)な行為をしている映像などを撮影し、それをデビースに送っていた。2011年11月に交換されたテキストメッセージでは、デビース氏が娘達の卑猥な映像を送るよう催促する内容のメッセージを送ったわずか30分後にこの母親は娘達の映像を送ったという。

母親が撮影した娘達の画像を見た精神科医は、この母親は自分自身が10歳の時に摂食障害でダンスを断念せざるを得なかったことも、これらの度が過ぎた行動に走らせた要因であると述べた。この精神科医は、画像は見るのも辛くなるようなものばかりで、実の母親がどうしてこのような格好を自分の娘にさせることができるのかと述べた。

この母親に対する審問は今月末にも引き続き行われる。母親は、児童虐待につながる物品の制作に関わった罪など合計4件の起訴内容などを認めている。一方のデビース被告は、児童性的虐待など50以上の罪で起訴されている。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら