【ブリスベン15日AAP】 QLD州で続く水不足により、道路沿いの草を食べる野生動物と自動車が衝突する危険が増している。
保険会社RACQは、水不足により動物たちが食べ物を求めて道路を横切るようになり、牛、カンガルー、その他の動物と走行車との衝突件数が増加したとドライバーに警告している。同社のコミュニケーション部門長であるマイク・ソピンスキ氏は、「より多くの動物が目撃されており、日の出や日没時の慎重な運転を呼びかけている。基本的に交通法規は、道路上の家畜に通行の権利を与えている」と話した。
同社のデータによると、昨年の全ての自動車保険請求の7%が、動物との衝突による損傷だ。動物の所有者から費用を回収できないため、保険の平均請求額は3366ドルと小さくない。動物に衝突した場合、保険請求をする際に負担する免責金額は適用されるが、無事故割引への影響はない。