【キャンベラ19日AAP】 連邦議員で大物実業家でもあるクライブ・パーマー氏(パーマー統一党党首)が中国を痛烈に非難した件について、在オーストラリアの中国大使館が「非道理的だ」と反撃した。
キャンベラの中国大使館の広報担当は19日、「パーマー議員のコメントは非道理的かつ無責任なものだ」と反論した。
パーマー議員はテレビ番組の中で、中国について「自国民を処刑する混血児の集まりで馬鹿ばかり」と表現。19日、発言内容を撤回する意志はあるかという質問について、「正しい表現をしたまで」と述べ、発言撤回の意志は全くないことを示した。パーマー議員は現在、1200万ドルもの資金を吸い上げた疑惑で中国企業と法廷闘争を繰り広げている。
連邦政府はこれについて声明を発表し、第一の輸出入相手国である中国との関係を大事にしていることを明確にした。ビショップ外相は、パーマー議員のコメントは攻撃的かつ許容できるものではないと非難した。