【アデレード20日AAP】 19日にアデレードで起きたゴミ収集車による死亡事故をうけて、国内最大手の廃棄物管理会社トランスパシフィックは、所有する全車両2800台の総点検を行うことを20日、明らかにした。
同社は国内の多数の自治体と契約を結んでいることから、車両の総点検のための業務一時停止で大きな影響が出ることは避けられない見通しだ。同社は業務再開の期限は設けていないが、出来るだけ早い再開を目指すとしている。
事故当時、ゴミ収集車はかなりのスピードで走行していたとされている。運輸労働組合は、会社が利益を最優先させて、車両整備を先延ばしにしていたことが事故の原因ではないかとみている。