【メルボルン20日AAP】 VIC州議会の質問会で、一部の大学では教職課程を履修する学生に対して生徒への宿題の与え方について教えておらず、教員になった後も勤務校で宿題について指導を受ける機会がほとんどないことが20日、明らかになった。専門家は、状況の改善を促している。
報告では、教育及び幼児発育省(DEECD)は、宿題に関して規約を制定するなど直接の関与はしないものの、学校が独自で規約を作成する場合には支援するものとしている。一方、DEECDに対し、様々な宿題がどのような異なる効果をもたらすのかを調査するプロジェクトを立ち上げるよう求めた。
さらに報告は、コンピューターを必要とする宿題は、富裕層の子どもと貧困層の子どもの差を広げている可能性があるという見方を示し、保護者の経済的なストレスを軽減するため、コンピューターを使用できる宿題クラブの設置を提案した。