【メルボルン24日AAP】 VIC州野党労働党は、生命にかかわる状態の患者は、法に違反せずに医療目的の大麻が使用可能であるべきだ話した。がん、多発性硬化症、ヒト免疫不全ウィルスによるエイズ、緑内障、パーキンソン病等の治療に使用する医療用大麻を合法化する考え。
アンドリュース同州野党労働党党首は、「法に反するのか、病気で苦しむ子どもを見るのか、選択を強いられている親もいる。子どもたちは痛みに苛まれ、家族は苦しむ中、時代遅れの法律が障害となっている」と話した。同氏は娯楽目的の大麻使用の合法化は除外した。
この動きは、他の薬剤で効果がみられなかった慢性疾患の子どもの治療に成功した、VIC州の家族らによる社会運動に続くものだ。11月の州選挙で当選が得られれば、労働党は、同州法改革委員会に医療用大麻の処方、製造、流通について助言を求める。同党は、医療目的で大麻を吸うことを合法化するつもりはない。