【キャンベラ14日AAP】 連邦政府のペイン外相は14日、香港警察に対し、都市の一部をまひ状態にしている抗議デモについて、規模や深刻さに“比例した”対応を図るべきとの考えを示したことが分かった。
デモ隊は、香港が1997年に中国政府へ返還された後、中国政府は“一国二制度”のもとで保障されるはずの自由を干渉していると訴えている。今週に入り、車両や建物が放火されたり、ガソリン入りの爆弾が警察署に投げつけられるなど、ここ5か月間で最悪の状況に陥っている。
パイン外相は、暴力行為がエスカレートしていることについて“深く憂慮している”として、中国政府に対し、緊張を緩和し、香港の自由をサポートするとともに、自由を維持するための解決策を見つけるよう訴えた。