【ホバート14日AAP】 TAS州政府は14 日、抗議活動によって農業や林業労働者の妨害をしたとみなされた場合、最大4年の禁固刑と最高1万ドルの罰金支払いを科す法案を提出したことが分かった。最高裁判所は昨年、類似の法案を違憲と判断している。
TAS州のバーネット第一産業相は、国内で組織的な抗議活動が起きており、特に農家は不当に攻撃の矛先を向けられているとした上で、「不法侵入者に仕事を邪魔されたり、廃業に追い込まれる恐れを感じることなく、生活費を稼ぐことが出来るべき」と述べた。
TAS州政府は、新法案は最高裁判所の判決を受けて見直しを行ったとしており、他人の権利をおびやかす行為のみが適用の対象となると説明した。TAS州の林業協会や商工会議所、漁業協会などは新法案を支持している。