政治

VIC州野党 医療大麻の合法化の方向

【メルボルン24日AAP】   ここ最近、医療目的での大麻使用の合法化を訴える声が強く上がっている中、VIC州野党の労働党は、今年11月の選挙で政権を奪取した場合には医療目的の大麻使用を合法化すると発表した。

VIC州労働党は、今年11月29日に実施される予定の州選挙で当選した場合、医療目的として液体またはタブレット状の大麻使用を合法化したいとした。大麻の喫煙は対象外とする。

アンドリュー党首は、「患者の親たちは、法に背くか自分の子どもが病気で苦しむのを目の当たりにするのかを選択せざるを得ない問題に直面している。古い法律が家族や患者を苦しませているのだ」と述べた。

VIC州では、治療目的として大麻を必要とする患者の家族らがキャンペーンを展開し、大麻使用の合法化の必要性を訴えた。オコーネル夫妻の娘、タラちゃん(9)は大麻油を用いた治療を続けている。夫妻は、大麻油を使用しなかったら娘は早くに死んでいると述べた。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら