【シドニー15日AAP】 NSW州の地方火災サービス(RFS)は15日、州内で発生している山火事の犠牲者が4人となり、これまでに住宅250軒が焼失、90軒がダメージを受け、480軒の農家などの離れ屋と18軒の施設建物も消失したと発表した。
週初めの“破滅的”な危機の後、火災の状況は一時的に改善したが、15日には再び気温が上昇したことから、ノースコースト、グレーター・ハンター、グレーター・シドニー、イラワラ・ショールヘイブンなどで、引き続き全面火気禁止となった。
州内の山火事は15日午後の時点で61件となっている。RFSはこれまでの消火活動で2,000軒の建物を火災から守ったとみられる。RFSのフィッツシモンズ・コミッショナーは、消防士たちの疲労はピークに達しているとする一方、「コミュニティを守るという気持ちで全力で任務に当たっている」と話した。