【ダーウィン15日AAP】 NT準州で先週、先住民の男性が警察に撃たれて死亡した事件を受けて、警察による先住民コミュニティへの銃の持ち込みを禁止とすべきとの要求について、同州警察はこれを拒否する考えを示した。
NT準州アリススプリングスから北西300キロのユエンドゥム(Yuendumu)で9日、先住民族のクマンジャヴィ・ウォーカーさん(19)が、警察に撃たれて死亡した。事件を受けて、同コミュニティの年配者たちは「警察に対する誤ったメッセージを送ることになる」と述べ、警察による銃の持ち込み禁止を訴えていた。
また、NT準州のガンナー主席大臣は、「警察は準州民を守るのに最善の方法を決定する必要があり、われわれは彼らが決定を下すのをサポートし続ける」と述べ、警察のやり方を干渉したり、やり方を変えるよう命じることはしない姿勢を示した。