【シドニー17日AAP】 NSW州地方消防サービス(RFS)は、今月8日から発生している山火事によって新たに44棟の住宅が全壊したことを発表した。
17 日には NSW北部の4地域において、火災危険度評価(Fire Danger Ratings)の「深刻レベル」が、シドニー周辺、ハンター周辺、セントラル・レンジ、ノース・コースト地域には「非常に危険レベル」となっている。
RFSは16日に、8日の山火事発生からすでに303棟の住宅が焼失したとし、100棟以上の家が損傷、785棟の小屋や納屋などが被害を受けていると報告した。また、40近くの学校や施設も影響を受けているという。
今回の山火事ですでに12万平方ヘクタールが焼失しており、16日の時点でまだ20カ所以上で消火活動が必要とされている。
16日朝には、近辺の山火事からくる煙が、ポート・マッコリー地域の住民を苦しめ、大気質指針が1848とニュー・デリーや北京よりも悪い状況だった。午後には236に下がったが、基準値よりも高い有害レベルだった。