【インドネシア・バリ島ヌサドゥア29日AAP】 麻薬密輸の容疑でインドネシアの刑務所に収監され、仮釈放中のシャペル・コービー元受刑者は、交際相手が大麻保持の罪で逮捕されたことで、一層の監視と厳しい警告が避けられないことになった。
交際相手とされるベン・パナンジャンは8月20日、警察が薬物捜査をしていたヌサドゥアの友人宅を訪れた際に現場から逃げようとし、路上に大麻を投げ捨てたとされる。警察がパナンジャンが借りるクタの部屋を捜索、大麻を発見した。
仮釈放に関する理事会のアーサ理事長は29日、薬物や犯罪を避ける条件で仮釈放中のコービー元受刑者を常に監視すると話し、コービー元受刑者宅を頻繁に訪問し、交友関係について警告する可能性もあるが、仮釈放は取り消さないとした。
警察は、パナンジャンとの関係が不明瞭なためコービー元受刑者の捜査予定はないと話した。保護観察官もまた、カウンセリング中に交際相手の話をしたことはないと話している。
コービー元受刑者とケロボカン刑務所で出会ったパナンジャン容疑者は2月、コービー元受刑者より先に釈放されたが、クタで2人が一緒のところを写真に撮られている。麻薬絡みで有罪になれば、パナンジャンは最長懲役12年を科せられる。