【シドニー18日AAP】 国外で逮捕または拘留され、領事サポートを求めたオーストラリア人の件数が過去5年で25%増加している。
2018年4月から2019年3月、海外に国民は1,100万回渡航し、領事サポートの総数は前年を下回ったものの、1万3,715件に上った。
オーストラリア人が国外で法に反したケースは1,572件に上った。米国、タイ、中国が最も多い。米国で領事サポートを必要とした229件のうち、半数以上は移民関連だった。タイは移民政策が厳しくなったことにより、逮捕および拘留が30%増加した。タイでの薬物関連逮捕も増加している。次にフィリピンとインドネシアが続いた。
ペイン外務相は18日、渡航先によって法が異なると認識しておくよう、国民に呼びかけた。
国外で死亡したオーストラリア人の遺族に対する領事サポートは、過去5年で3分の1近く増加の1,695件だった。死因の多くは寿命または病気で、タイが多かった。タイは、オーストラリア人が訪問する上位5か国に入っている。
スリランカとニュージーランド・クライストチャーチでのテロ後は、領事サポートを最も要した。