【キャンベラ31日AAP】 オーストラリア空軍の軍用機は、イラクでイスラム過激派組織「イラク・レバント・イスラム国(ISIL)」と戦闘中のクルド人兵士に、武器と軍需物資を届けることが決定した。
アボット連邦首相は、米国政府の要請に応じ、オーストラリア空軍の軍用機、C-130Jハーキュリーズ機、C-17Aグローブマスター機で軍装備品を輸送すると述べた。同氏は、「イラク情勢は人道主義存続の危機にある。オーストラリアはイラクの反ISIL軍を支援し、国際的パートナーに参加する」と述べた。
オーストラリア空軍によるこの支援は、イラク北部のシンジャー山で動けなくなっている数千人のための、人道援助物資の空中投下に続くものだ。オーストラリア空軍は、カナダ、イタリア、フランス、英国そして米国の軍用機とともに飛行する。イラク政府および周辺地域は、オーストラリアの貢献に連動するとされる。