【シドニー2日AAP】 オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は2日、月例の理事会を開き、政策金利を据え置き2.5%のままとすることを決定した。記録的な現在の低金利は今月で13カ月目を迎えた。
RBAのスティーブンス総裁は会議の後、声明を発表し、低金利により雇用状況に回復の兆しがみられると述べた一方で、失業率が回復するにはしばらく時間がかかるであろうとした。
ナショナル・オーストラリア銀行の専門家は、RBAが現状における、消費の回復や非資源開発セクターにおける投資活性化の兆しなどの要因について満足していることを指摘する一方、オーストラリアドルが非常に高く、失業率も改善していないことを挙げた。
8月の失業率は6.4%。7月の6%から大きく上昇した。