【シドニー2日AAP】 NSW州のベアード州首相は、3日から3日間の予定で中国を訪問する。州首相に就任後初めての外遊となる今回の中国訪問は、同州の電力事業の49%をリース契約する投資家を発掘するためのもの。
一般的に「電柱・電線」事業と知られるこの事業の一部民営化に関しては、過去にも幾度となく計画が上がったものの州民や各方面からの反対により実現することはなかった。ベアード州首相は同計画に熱心で、海外投資家の参入で送配電事業の活性化を狙う。
中国への出発を目前に控えた2日、州首相は、「海外企業は経済成長を妨げる」という古い考えを無視できるような投資家を迎え入れたいとする一方、対象となる送配電事業の51%は引き続きNSW州のものであることを強調した。