【シドニー20日AAP】　　オーストラリアから商品の代理購入や直接販売を行う「AuMake」はこのほど、中国本土の消費者のみを対象としていたこれまでのビジネス形態を見直し、顧客をアジア人観光客に拡大する方針を明らかにした。

業界では初めてASXで株式を公開しているAuMakeだが、2018年以降は国内16か所に店舗を構え、特にシドニーCBDの店舗でアジア人観光客が急増している。AuMakeのチャン代表は株主に対し、アジア人旅行者は知名度は低いが、高いマージンが見込める商品を購入する傾向があると説明した。

AuMakeは今年4月、同業のブロードウェーの6店舗を含む事業を1,420万ドルで買収した。チャン代表は、「今後も代購ビジネスは継続するが、効率性と利益性を追求し、少しずつオンラインプラットフォームへ移行する」と話した。